デジタルカメラと夜景撮影について
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夜景撮影用デジタルカメラの選び方

このページでは夜景撮影の為のデジタルカメラ選び、
およびデジタルカメラの設定、撮影方法等を解説しています。
 

目次

はじめに
夜景撮影用デジタルカメラの選び方
夜景撮影に必要な器具
シャッター速度と絞り(F値)について
夜景撮影時のホワイトバランスについて
夜景撮影とフィルターについて
HDR(ハイダイナミックレンジ合成)について
おわりに

 

夜景撮影用デジタルカメラの選び方

■ 夜景撮影用に重視するポイント

夜景撮影の為のデジタルカメラ(ここではコンパクトデジカメ)を選ぶ時に重要なスペックは、「シャッター速度」、「絞り(F値)」をどこまで自由に設定できるかです。選ぶ際には、まず各製品のカタログ(スペック表)を見て、以下のポイントを重視して比較します。

・「シャッター速度」のマニュアル設定が可能なもの (Mモードと表記される場合が多い)
・「絞り(F値)」をマニュアル設定可能なもの (Mモードと表記される場合が多い)
・「ISO感度」のマニュアル設定が可能なもの (できるだけ広範囲に設定できるもの)
・マニュアルフォーカスが可能なもの (夜景はオートフォーカスが難しい場面も多いです)
・光学ズームを備えたもの (ただし10倍ズーム等の高倍率のものは夜景向きとは言い難い)
・セルフタイマー機能のあるもの (シャッター時の手ブレ防止のため)
・手ぶれ補正機能のあるもの (手持ち撮影でもかなりの夜景が撮れます)

すべてを備えたものになると各メーカーの中堅機以上のものになると思います。価格もそれなりに高くなっていきますが夜景撮影の為だけの機能ではありませんから確実に写真撮影の幅が広がるでしょう。逆にデザインや価格、画素数のみで判断してしまうと後悔することになると思います。

最近価格の下がってきたレンズ交換式・一眼レフのデジタルカメラなら上記の条件はほぼ確実に満たしていますし、ダイナミックレンジやISO感度を上げた時のノイズ耐性がコンパクト機とは雲泥の差ですので、携帯性やレンズを含めた価格にこだわらないのならば文句無しにお勧めです。最近はミラーレス一眼(マイクロ一眼)というコンパクトな一眼タイプも人気があります。


■ センサーのサイズについて

デジタルカメラを選択するときの補足事項になりますが、搭載されているセンサー(撮影素子)のサイズも重要な要素の一つです。夜景撮影の場合、長時間の露光や高感度撮影を行う場合が多いので、センサーから発生するノイズが画質に重大な影響を及ぼします。ノイズはセンサーの画素一つ一つの面積が大きいほど少ない傾向にあり、一般的には同じ画素数であればセンサーのサイズが大きいほどノイズが少ない(有利)ということになります。 (※同じサイズでもセンサーの世代や画像処理エンジンによってノイズ発生量は異ります)

以下、主要なセンサーのサイズです。下に行くほど小さなセンサーになります。

35mmフルサイズ・・・36mm x 24mm
APS-Hサイズ・・・28.7mm x 19mm
APS-Cサイズ(Nikon・Pentax・Sony)・・・23.6mm x 15.7mm
APS-Cサイズ(Canon)・・・22.2mm x 14.8mm
Foveon X3(Sigma)・・・20.7mm x 13.8mm
マイクロフォーサーズ(4/3)・・・17.3mm x 13mm
ニコンCXフォーマット・・・13.2mm x 8.8mm
2/3インチサイズ・・・8.8mm x 6.6mm
1/1.7インチサイズ・・・7.6mm x 5.7mm
1/1.8インチサイズ・・・6.9mm x 5.3mm
1/2.33インチサイズ・・・6.2mm x 4.6mm
1/2.5インチサイズ・・・ 5.7mm x 4.3mm
1/3インチサイズ・・・4.8mm x 3.6mm

一眼レフカメラではセンサーのサイズによってレンズの種類が違ったり、同じレンズを使用しても画角が変わったりするので、カメラの選択において最も重要なポイントとなります。レンズ交換が出来ないコンパクトデジカメにおいては、あまり表向きにアピールされるポイントではありませんが、夜景撮影を重視するなら出来るかぎり大きなセンサーを持った機種を選ぶべきだと思います。


■ 夜景モードについて

最近のデジタルカメラには「夜景モード」と呼ばれるシーンプログラムが用意されており、手ブレさえ抑えればそれなりの夜景を撮影することが可能です。

しかし都会における明るい夜景はともかく、光量の少ない場所で撮影する場合には「夜景モード」はあまり効果的ではありません。なぜなら一般的な夜景モードとは、ISO感度を上げて、シャッター速度を若干長めにする程度の処理しか行わないからです。結果、オートモードで撮影するよりは若干明るく撮影できますが、実際の見た目とは程遠いことが多く、またISO感度を上げているために、撮影素子の小さいコンパクトデジカメでは暗部ノイズが盛大に乗り、輪郭が崩れてしまうというわけです。

最近ではメーカー独自の機能として、画像合成によってノイズを打ち消したり、ISO1600以上の超高感度モードが用意されていたりと、夜景撮影に力を入れていることをアピールしていますが、それらはあくまで手持ち撮影の補助的な機能です。コンパクトデジカメのノイズ問題を根本的に解決するものではありません。

夜景を実際の見た目と同等に明るく撮影したい場合は「シャッター速度」を十分に長くして「長時間露光」させる必要があり、さらに「絞り(F値)」を最適な設定にすることでシャープで明るい夜景を撮影することができます。このポイントを理解して購入するカメラを選択して下さい。(長時間露光には三脚等の固定用具が必要です。これについては後のページで解説します。)

次ページでは夜景撮影に最低限必要な固定器具、便利な道具などを紹介していきます。

夜景撮影に必要な器具>>
 

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